今回のワークショップでは、令和2年度〜7年度の多摩市若者会議でこれまでに出されてきた数々のアイデアを振り返りつつ、参加者それぞれが「もしも私がやるなら」というテーマで各自シートに記入。そこから共感するテーマごとに7つのグループに分かれ、アイデアを深堀しました。
発表アイデア紹介
① 日本酒をもっと身近に!「日本酒を飲む入門編」
- テーマ:若者が日本酒の魅力に出会う、新しい体験の場 普段、ビールやサワーを飲む機会は多くても、日本酒に触れる機会が減っている若者世代に向けて提案された企画です。 大学に入ったばかりの人や、お酒を飲み始めたばかりの若者でも親しみやすいよう、最近人気の「スパークリング日本酒」や「甘酒」「酒粕」などを中心に提供。多摩市にある日本酒の名店「小山商店」とコラボレーションし、普段はなかなか手に入らない貴重なお酒を抽選で楽しめる要素も盛り込みました。多摩市内の自然豊かな庭園や公園で、風情を感じながらゆったりと日本酒を嗜む、新しい大人のスタートを応援する入門イベントです。
② 親子で生態系を学ぶ!「ザリワン!グランプリ改善計画」
- テーマ:課題を強みに変える、大人も子どもも夢中になる自然体験 過去開催されてきたザリガニ釣りイベントの経験をベースに、さらなる「改善」を施した企画です。 自然が好きな家族連れや子どもたちをターゲットに、自然環境の保護や生態系について楽しく学べる場を目指します。ザリガニに対する「汚い」「気持ち悪い」といったマイナスイメージを払拭するため、アニメ調の可愛らしいイラストによるキービジュアルを展開。さらに、釣ったザリガニをその場で終わらせず「肥料」として再利用する環境配慮の仕組みや、人気YouTuberなどのゲストを呼んでゲーム性を高めるなど、多摩の自然を全力でエンジョイするためのアイデアが光りました。
③ 全世代で楽しむ二度目の青春!「廃校で学園祭」
- テーマ:30代の“アオハル”を取り戻し、地域とつながる市民交流 多摩市内にある廃校を活用し、年齢に関係なくみんなで楽しめる学園祭を開こうというノスタルジックで新しい企画です。 メインターゲットは、仕事や子育てに忙しい30代。「2度目の青春(アオハル)」をテーマに、まるで制服ディズニーのように、非日常のワクワク感を演出します。地域のおじいちゃん・おばあちゃんから子どもたちまでがフラットに集まれる場所として、体育館では地元の学生や軽音部によるバンド演奏・ダンス発表を開催。さらに地域団体の出店を一つの場所に集めることで、普段は知らなかった地域の魅力やお店に新しく出会える、温かい交流の場を提案しました。
④ 1人でも家族でも、ゆったり時間を忘れる「星空観察会」
- テーマ:多摩の広い空を見上げる、癒やしと学びのロングタイムイベント 多摩市の魅力である「広い空と豊かな自然」を最大限に活かし、公園や河川敷、学校の屋上などを舞台に開催する星空観察会です。 これまでのイベントのように短時間で終わるのではなく、クッションやイス、心地よいBGMや手作りキャンドルの灯りを用意し、誰もがゆったりと長時間を過ごせる空間(リラクゼーションスペース)を作ります。子どもたちが星を知る学習的な側面はもちろん、1人で来ても静かに贅沢な時間を過ごせるように、長時間の出店や休憩スペースを充実させます。さらに、雨天時や日中にも楽しめるよう、屋内でのプラネタリウム体験やワークショップを組み合わせるアイデアも出されました。
⑤ 若者が主役の新しいお祭り!「POPな文化の日」
- テーマ:アート・音楽・ダンス・ファッションが融合する、若者の表現の祭典 伝統的なお祭りとは一線を画す、若者が中心となってカルチャーを発信する新しい「文化の日」の提案です。 昼の部は、子どもたちと一緒に楽しめるコラージュ作り、シャッターアート、マーチングバンドやオーケストラの演奏など、ポップで明るい芸術に触れる時間を創出。そして夜の部は一転して、ジャズの音色に耳を傾けながらキャンドルや竹灯籠を灯す、幻想的な雰囲気に。イベント中にはあえて街の明かりを消す「真っ暗タイム」を設け、前のグループが提案した星空解説とコラボレーションする仕組みや、市内のお店が出店する屋外の飲食ブースなど、五感で多摩の文化を楽しむ夢のような1日が描かれました。
⑥ 公園で乾杯!大人も子どもも笑顔になる「サーバービール&紙コップ遊び」
- テーマ:大人は冷たい生ビール、子どもは昔ながらの遊びに夢中になる夏祭り 「暑い日に、公園のサーバーから注がれた冷たい生ビールを飲みたい!」という大人のシンプルな願いと、子どもの遊びを掛け合わせた、親子の笑顔を生み出すイベントです。 大人がビールをどんどん飲んでいく一方で、その「紙コップ」を廃材にさせず、子どものおもちゃ(紙コップロケットやけん玉など)にリサイクルして一緒にモノづくりやゲーム大会を行います。さらに、空き缶や空き瓶を使った遊び、ボッチャやモルックといった昔ながらの簡単なスポーツ、みんなで絵を描くスペースや長いベンチを設置。誰でも気軽にふらっと立ち寄れて退屈しない、地域密着型の新しい夏祭りのアイデアです。
⑦ 大学のつながりで街を元気に!「多摩市大学対抗スポーツ大会」
- テーマ:現役大学生が提案!サークルと地域、大学間をつなぐ活性化の起爆剤 多摩大学に通う2年生のメンバーが、自身のサッカーサークルを盛り上げたいという想いから発展させた、非常に具体的な企画です。 多摩市内・近隣の大学を集めて「大学対抗のスポーツ交流大会」を多摩市陸上競技場で開催。Jリーグさながらのお祭り感を演出し、サークル同士の横のつながりを強めるだけでなく、大学進学後に「学校が楽しくないな」と感じる時期の学生たちのモチベーションを生み出す居場所を目指します。当日は市内の飲食店に出店してもらったり、各大学のゼミのプロモーションを行ったりすることで、地域にお金が落ちる経済循環を生み出し、地元の子どもたちが地域の大学に魅力を感じるきっかけ作りにもつなげます。